20分程の昼休みをはさんで予選2回目です。快晴の天気もあり、路面温度はかなり上昇しています。
ポートアイランダーのピットの後ろに、同じくM-04Mを使っている人がいたので少し話しをしました。
ミニクラスで私の次のヒートだったのですが、スタートできなかったので気になっていました。
聞くとモーターブラシの接触が悪くてスタート出来ず、リタイヤしたとのこと。
そう言えば私もポートで練習している時、同じ様なことがありました。ライトチューンはブラシダンパーが少しキツいようで、注意が必要です。
その彼、タムテッククラスとミニクラスのダブルエントリーのようで、話してみるとやっぱりリア駆動2WDが大好きとのこと。
この操る面白さは4WDじゃ出せないよね〜と盛り上がります。
参考までにM-04のセッティングも聞きましたが、殆ど同じでした・・・・。

さて、盛岡競馬場名物スーパージャンボ焼き鳥(激ウマー!)を頬張って予選2回目に備えます!
一回目のGTジャパンでは、減速時にフロントがあまり沈まず、すぐにノーズがインに入るような動きでちょっとビクビクでした。プリロードを下げて替わりにイエローばねをブルーにしよう・・・と思って荷物を見ると・・・・忘れてきました(汗)。
アジャスターを廻し、プリロードだけ下げてレースに臨みます。

GTジャパン07クラス予選2回目。
今度は前列スタートです。上手く1コーナーをかわしてポジションアップを図りたいところです。
配布所でポンダーを積んでゼッケンカードを受け取り、操縦台に上がります。

目の前に眩しいコース。例えようも無い緊張と喜びで、プロポを持つ手が震えます。この瞬間がたまりません!!

「ドライバーズ・オ〜ンザ・トーン!」
それまで温存していた集中力を、一気に頭のてっぺんに集めます。
「ぷー!」
ホイールスピンを抑えるべくトリガーを細心の注意で、かつ大胆に引絞ります。
1コーナーはほぼ横一列で飛び込みます。前後のクルマの動きを読みながら通るラインを探り、接触する事無く無事クリア!しかしその後のインフィールドでパイロンタッチ!ラインが乱れた所で何台かにパスされます。
焦って立て直そうとしてその先もパイロンでジャンプ!横を更に何台か抜いていきます。
気を取り直して気持ちを落ち着かせ、中ほどのグループで周回を続けます。
ダンゴになるとラップが上がらないな・・・ぴたりと後ろにつける一台を気にしながら、自分がクラッシュしないように走行を続けます。
路面グリップが下がってきたのか、あちこちでクラッシュするクルマが見えます。前方でスピンしたクルマをうまくかわし、コーナーを攻め続けます。
「やっぱりタミグラはフルタイム4WDがええワ!操縦がエライ楽だし、路面変化にも強いしでワテにぴったりや!」
・・・調子が良くなると変な関西弁が出てくるkotatuです・・・・。

終盤に入って周回遅れが出てきます。このころから、何か不思議な感覚が湧いてきます。

前方にバトルをしているダンゴ状の3台。3つ先のコーナーまでに・・・パス・・・できる!

こちらのラインに干渉するのはあの2台。一台のラインはこう。すると隣の一台はインを閉めるから、その先で被せて抜けるラインは・・・・
白いタイル路面に、鮮やかに自分が通るラインが浮かび上がります。この間、おそらくコンマ1秒!
8ビットのkotatuCPUは発火寸前!!
「行けっ!!」
小さくつぶやいてトリガーを絞り、ラインに載せます。
吸い込まれるようにコーナーに転がり込むTA-05。少しタイトにラインを取り、切り返しシケインのパイロンギリギリを通って、少しアンダーの出ている一台とラインの甘い一台の間を通ってパスし。すかさず先頭の一台にぴたりとつけます。続く2個めのコーナーでインを閉められますが、そこは想定内。今度は少しワイドにラインを取り、アウトから並んで被せ、その先の逆コーナーでインを取ってパス。もう一つのシケインを小さく回り、立ち上がり重視で最終コーナーを通過!
その瞬間アドレナリンどっぱどぱ!全身の毛穴が開き背筋に電気が走ります。
後方に張り付いていた一台は上手く処理できずアンダーを出して失速。
あまりに上手く行ったので、今度は逆に緊張で指が震えます。単純なコーナーなのに、ステアリングが左右1センチくらいの幅で震えて収まりません。
それでも、フルタイム4WD仕様のTA-05は大きく挙動を乱す事なく走行を続け、気が付けば2分のレースが終了。
どうやら9周には入ったようですが、果たして総合結果は・・・・。
見事Bメ落ちです!!!(爆)
っつーか、ほとんどペースアップしてないのね・・・

でも最高に楽しかった〜!