自分の順番を勘違いして、時間ギリギリに慌てて上がったGTジャパン07クラスの操縦台。空いているスペースが無く一番左端のポジションでしたが、これがラッキーでした。
なんか、コース全体が良く見える・・・。
もともと左側の視界が殆ど無いので、この立ち位置がバランスが良かったのかも知れません。
操縦台のすぐ横には車出しを手伝ってくれたTakeちゃん。
にっこり笑われると緊張が解けて行きます。
それから直ぐにスタート前のアナウンスが流れますが、意識をプロポに集中させるには十分な時間でした。
ブザーの音と同時に、まるで紐に繋がれたかのように全車綺麗にスタートダッシュします。
今度はいきなりラインが見えます。鬼門の1コーナーを抜け、インフィールドに入るまでに2台パス。
右に左に切り返しながら、少し動きが変わったTA-05に、指をシンクロさせて行きます。
最終コーナーはクリッピングをかなり奥に取り、アプローチ部分から加速体制で抜けます。
全体的に柔らかくなった足回りにより、前後がバランスよくロールして曲がる事が楽しくなってきます。
さっきまでアクセルオンオフで切り返していたインフィールドの真ん中にあるちょっとしたシケインを、今度は握りっぱなしで抜け、早めのアクセルオフ。次のコーナーをなめるようにかすめたら、リアの荷重に気をつけながら少し外側に振って再び切り返し。最終コーナー手前の出っ張ったコース枠に気をつけて、大回りしないようにストレートへ!!きっもちいい〜!!!
気が付くと、いつの間にやら2位に浮上です(喜!)。
緊張で指が震え始めますが、コーナーをクリアするたびに横からTakeちゃんの「イェ〜ィ!!」の声で再びリラックス。
「イェ〜イ!」その声に同じように応えながらスロットルトリガーを絞ります。
「見える!!」
これから走っていくラインが見えます。
ラインを乱した相手の隙をついて、ついにトップに立ちます。
「フッフッフ、一度前に出したら私の勝ちだ。12周後のゴールまで君たちは(以下略)」
ところが、そのあたりから、徐々にスロットルにパンチが無くなります。
「充電ミス?」
後ろから突付かれながらもインを閉めて順位を死守します。
幸い苦しいのはストレートだけなので、インフィールドで持ちこたえます。
それでもばっちりラインが見えるので、むしろバトルが楽しくさえ思えます。
「ふっ、そのラインだと立ち上がりで離されるぞ」と思う程余裕はありました。
残り30秒の辺り。
なぜかパンチが回復します。
「ここで一気に引き離す!!」
最終コーナー手前、後ろのクルマが少し右に逸れるのが判りました。
「ストレートを最速で立ち上がるラインはこっちだ!!」
引き絞るトリガー、ニュートラルに戻すステア!!
がっこ〜ん!!
視点はすでにストレートを立ち上がっていますが、そこにクルマがありません(汗)。
慌てて視点を戻すとシケインの仕切り板に直角に対峙する我がTA−05。
・・・シケインがぜんっぜん見えんかった・・・(大汗)。
コースに復帰する間に2位に後退。
それでもそこから順位を下げる事無く、なんとかレース終了のコール。
最後のワンミスが悔やまれますが、とにかくリラックスして楽しめた最高のBメインでした。
kotatu、GTジャパン07クラス、決勝Bメイン2位に散る・・・。