さて、そうしている間にもレースは進行、タムテッククラスのAメイン決勝です。

クロトラさんは勝負着に着替えて気合十分。操縦台のその姿かっちょぇぇぇぇぇぇぇ〜!!!

普段オフで鍛えた技術を存分に発揮、ジャンプでは誰よりも安定して低く遠くへ飛んでいました。

そして結果はなんとAメインの4位でゴール。

3位までが受賞圏内だっただけにとっても惜しい!!
(去年だったら6位までだったのに。)
参加台数は少なめでしたが、想像以上に良く走り、レースが面白い!これが感想です。

オンロード用のタイヤがあったら買っちゃうだろうな。

注目の優勝はハガ・カーン選手。ちなみにクルマは全くのキット標準との噂も。
だいぶ日も傾きかけた夕方、ついにGTジャパンクラスの決勝が始まりました。
Aメインは名前を呼ばれて操縦台に上がるスタイル。そして呼ばれて上がり、横を見ると、前住選手。

正直、この場所に立てただけで、もう十分でした。
というか、こんな所にいても良いのかオレ?ってのが正直な気持ちでした。

スタート位置はストレートの後方、最終コーナーの手前、9番グリッド。遥か前方にトップのクルマ。
小さく呼吸を整えて、スタートの合図を待ちます。

「ドライバーズ・オンザ・トーン。」
「プ〜!」

流石Aメイン、皆綺麗にスタートダッシュを決めます。
私のTA-05もすばらしい加速で1コーナーに飛び込んでいきます。
最新の電池はすごいパワーで、クルマをぐいぐい前に出します。シャーシもそのパワーをしっかり受け止め、過去最高の動きを見せてくれます。
「やれるのか?(アムロ風)」思わずそんな考えが頭を過ぎります。

しかし!な〜んと他のクルマと接触、そのままクルリと後ろを向いた隙に全てのクルマに抜かれて最下位転落。
しかも焦るあまり仕切り板に接触、リアウィングが半分脱落してしまい、万事窮す。

やっぱり荷が勝ちすぎたのかkotatu!!このままで終わるのかkotatu!!

いやいや、あのガラスのセッティングボードに誓って、ここで終わるわけには、いかないのだぁぁぁぁぁ〜っ!!!!

「ウィングが脱落しただけだ!(アムロ風)」

幸い、リアグリップをあまりウィングに依存していなかったため、巻いて走れない程の状態ではありませんでした。
ウィングをプラプラ(汗)させながらも追撃開始です。
まずはすぐ前にいた一台をシケインでインからパス。
その前の2台がバトルしていてラインに隙ができた所をまとめてパス。
電池のパワーに物を言わせて(大汗)直線で並び、コーナー入り口で一台パス。
その後も落ち着いて走行を続けます。

明らかに動きの違うクルマが背後から迫ります。一瞬、インを締めてブロックしますが、立ち上がりで僅かに膨らんだその内側に鼻先を突っ込まれ、あっという間に抜かれてしまいます。流石TRF。せめてどれくらい着いて行けるかやってみたのですが、すぐに見えなくなってしまいました。
その後はいくら走っても前のクルマが見えてきません。気が付くとトップが規定周回数に達し、レース終了。

こうして半年に及んだ夏の挑戦が、幕を閉じました。
ブログにも書きましたが、正直自分にしては上出来でした。

実は結構前から技術が頭打ち状態で、地元レースの成績はいつも半分より下、Cメインが指定席になっていて、もう速さを求めるラジコンは出来ないと思っていました。

趣味なんだし、楽しめればそれでいいじゃん・・・そんな諦めの気持ちでプロポを握っていました。

そんな気持ちを知ってか知らずか、練習の時いつも付き合ってくれた仲間の二人。
三人になってからの練習は、毎日が新しい驚きと感動の連続でした。
この二人が、だんだんに私の闘争心に火を着けてくれました。
この二人がいなかったら、やっぱり今回もCメイン以下だったと思います。


だから・・・予選結果が発表されてピットに戻った時、年甲斐も無く、涙が出ました。
今回の結果は、ラジ神さまが、「もっと走り続けるんじゃ!」そう言って背中を押してくれたのだと思います。

まだまだ走り続けますよ!もちろん楽しむスタンスも忘れずに。


当日のTA-05のセットはこちら。