お昼休みは名物のジャンボ焼き鳥とおにぎりに舌鼓。ここの焼き鳥、ホントーに美味しいんです。
塩味とタレ味があり、お好みでチョイスできるので是非!
若干時間があったので今度はさっさと充電を済ませます。モーターは軽く慣らして注油しておきます。
ダンパーエンドを戻し、車高を前後6ミリに調整。オイルが抜けて反発力が若干弱まっていたので足しておきます。
ミニkotatuのM-03はトリムずれがあるようなので、コースで調整。一周は出来ないのですが、ストレート部分を使って軽い走行ができたのはありがたいです。

そしていよいよ決勝。まずはBメインから。
しかしここでしんきちさんにまさかのアクシデントが発生します。
スターティンググリッドにクルマを並べようとした時、突然のモーターロック。何かモーターカンの中で挟まったようで、全く動かなくなってしまいました。いろいろ点検しましたが、このままみんなを待たせるのは、とそのままリタイアになりました。
ああ〜栄光の1番グリッドが・・・。
練習でも今まで一緒にM-04でがんばってきただけに、とても残念。
彼のセッティングは今回の私のM-04にも反映されていて、一人でやっていたら絶対にたどり着けなかった物です。
この悔しさを忘れず来年一緒にリベンジです!(私も去年味わいましたので・・・)

一番グリッドを空けたまま、Bメインの決勝が始まります。
スタート音と同時に前車猛ダッシュ!
Mフリーククラスは代表権の無い、どちらかと言えばお楽しみクラス。なので参加者のセッティングや走らせ方は多様で、見ている方も楽しめます。
代表権のあるレースの上位メインだと、それこそ一本の線でつながった様なライン取り、同じような動きのマシンになりがちなのですが、こちらはそれこそ個性のぶつかり合い。信じられない突っ込みをしつつ上手く立ち上がる選手、高速コーナーでパイロン踏みをものともせず攻める選手・・・荒々しさの中にもレースにかける情熱が伝わってきます。
しかし観戦も途中まで。次の出番に向けて準備をします。視界の隅に、クラッシュでバッテリーを半分ハミ出させながら走行するミニkotatuのM-03が入ります。なんとかマーシャルに直してもらい、無事レースに復帰したようで一安心。
(しかし後で点検したところ、路面を引きずったまま長く走行していたようでセルの中身まで削れていました・・・・(泣))。

Bメインが終わり、いよいよAメイン。
M-04を11番グリッドにつけて、スタートを待ちます。不思議と緊張感は無く、いつもポートで走らせている時と同じ程度の気持ち。白いタイル路面にメタリックブルーのボディが鮮やかに映えます。
トップはコーナー二つ先のストレート。
張り詰めた空気とは裏腹に、操縦台の上には気持ちの良い風が吹いています。
・・・ラジコンが出来るのはなんて幸せな事なんだろう。
聞きなれたスタートアナウンス、そしてシグナル音。
一瞬景色がモノクロになり、回りの動きがスローになります。
次の瞬間鮮やかに色が戻り、現実世界に引き戻されます。
スタートは上々!二つのコーナーをリズミカルに切り返し、直線的なラインでストレートへ飛び出します。
今度はバッテリーパワーもバッチリです。車高を抑えたので動きもキビキビしています。
スロットルをじわりと戻しつつステアリングを切り込むと、4輪の接地感を保ったままグイグイ曲がりこんで行きます。すかさずスロットルを充てると、そのままの旋回速度を保ったまま立ち上がり。そして早いタイミングでフルスロットル!
気持ちいい〜!!走らせる楽しみは後輪駆動の2WDに勝るモノ無し!!
しかしさすがAメイン、調子よく走っていても簡単には追い上げられません。
それどころか、後ろから追いついた他の選手とバトルになります。緊張のあまりパイロンタッチ!抜かれてしまいますが、その次のコーナーでイン刺し!細かいコーナーが続くレイアウトの後半からストレートで引き離します。
前にいたクルマに最終コーナーで追いつき、ほぼ同時にストレートダッシュ!
横二台に並びながら加速!伸びろ、伸びろ、伸びろ〜!!
去年は引き離されたストレート、今年はLF+GTチューンで互角以上。1コーナーにクルマ2台分リードして進入。
慎重に小さいコーナーを回り・・・っとここでまたもやパイロンタッチ!コロンと一回転。幸いすぐに起き上がりましたがまたもや抜かれてしまいました。しかし勝負はまだまだ!あきらめずに追撃します。
幸いLFバッテリーは後半でもタレ知らずで、パワーダウンは殆ど感じませんでした。
息もつかせぬバトルが続きます。
ラインを詰めろ!スロットルに集中してモーターを失速させるな!グリップの限界を感じ取れ!
くぁぁあ〜楽しいぞコンチクショウ!!
後半でリバウンドを抑えすぎたのか、タイヤのグリップが落ち始めると同時にクルマの動きがナーバスになってきました。
腕があればここで持ちこたえられるのですが・・・イッパイイッパイ。
そしてとてつもない爽快感と共に、5分のコール。

もう順位なんてどうでも良かったです。
一緒に走った14人のライバルにアリガトウ!の気持ちでいっぱいでした。

少しぼーっとしながらのれさんのレースを観戦します。こちらはこちらでとてつもない世界。
4WDのツーリングカーは信じられないようなスピードレンジでコーナーを駆け抜けます。

夕暮れが近づき、遠くで雷鳴も鳴り出した頃、表彰式です。
あそこに上れるのはほんの一握りの人間だけど、今日ここに集まった全ての人が勝者だと思います。

今回のレースはM-04でも十分に闘える事を立証できました。
なんてったって、このクルマでレースが出来るのが最高です。

毎回このようなレースを開催してくれるタミヤに感謝。
チームのみんな、お疲れ様!!
また来年!!ここでお会いしましょう!

個人的にはこの10番の方の走りが良かったです。
パイロンギリギリなんですけど、毎回同じ所を通っていました。
まだまだ上の世界は先が長いです。

(勝手に写真載せておりますがご了承ください。)

私が転がったストレート後のコーナー。
ちょうど仕切り板とオモリの陰でパイロンが見えいにくいらしく、他の方もジャンプしていました。
しかしその後の立て直しは上手で、コースアウトすること無く復帰。
着地後のステアリングさばきなんて見事の一言です。